宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 29-762    仮谷さん拉致事件のつづき

 大量殺人の遺体遺棄場所について 大韓航空機爆破事件との関係?

 1990年代半ば頃に、文京区の東京大学付近で、住民や医師などを殺害した元オウム信者らが、遺体を遺棄していた件について興味深いことがわかった。
 遺体の遺棄場所を、在日朝鮮人の集落であることを前提としたものであるので、もし、それが別の場所である場合にはこのことはあたらないことになる。

 遺体遺棄場所は、文京区の東京大学の近くの住宅地で、大韓航空機爆破事件で犯人だった名前と似たような名前の人物が住んでいる場所である。
 また、近くに石井四郎にも似た名前の人物も住んでいる。

 大韓航空機爆破事件とは、1987年11月に、イラクのバクダット発、アラブ首長国連邦アブダビ経由、韓国ソウル行きの大韓航空機858が、アンマン上空で爆破乗員乗客115名が全員死亡した事件である。
 犯人のH真一と娘のH真由美は、ラジオと酒ビンのようなものを時限爆弾にして旅客機内に持ち込み、荷物をそのままにしてアラブ首長国連邦アブダビで降り、その後、時限爆弾が爆破し、航空機に乗っていた115名が死亡したという事件だ。
 H親子の足はすぐにつき、二人は自殺を図ったが、父親の真一は死亡したが、真由美は病院で意識を取り戻した。
 
 ここで気になったのは、大韓航空機は、イラク発のアラブ首長国連邦経由だったということだ。
 アラブ首長国連邦といえば、日本の役人や官僚をたくさん殺してその遺体をアラブ首長国連邦のハイドロポリスに埋めた、という噂が官庁の間で有名である。
 元オウム信者らは本当にアラブ首長国連邦まで遺体を運び、建設中のハイドロポリスの場所に埋めているのだろうか。

 爆破事件の犯人のH親子が事件の際に降りた場所がアラブ首長国連邦アブダビであり、Hが住んでいる場所をアラブ首長国連邦に見立てている、というようなことはないのだろうか。また、住んでいるというだけでは弱いなら、大韓航空機爆破の際に使った何かをHの家の敷地内などに埋めて、そこをアラブ首長国連邦ということにしているのではないだろうか。
 文京区の遺体遺棄に役人や官僚の遺体が埋められているとすれば、遺体遺棄場所は日本国内、ということになり、日本の各地域で殺害された遺体を、JRの貨物列車(S川急便貨物)などを使って東京駅や都内の貨物駅まで運び、その後、車などで文京区の東大近くのH家まで運んだのではないだろうか。
 
 大韓航空機爆破事件は、イラクのバクダットを出発しており、2000年代にはイラク戦争が起きているので何らかの関係がある可能性もあるし、Hは北朝鮮のスパイ(工作員)ということなので、1998年に北朝鮮テポドンが日本上空を通過したりするなどの攻撃が行なわれている点からも、大韓航空機爆破事件は日本の行政・政府とテロリスト(オウム、赤軍派など)の関係上、何らかの手ががりになる可能性がある。 
 アラブ首長国連邦のハイドロポリスとは、水中にあるホテルのことで、建設が現在すすめられている。
 文京区の遺体遺棄場所をハイドロポリスということにしているなら、水が関係があるはずだ。
 地下水というものは、東京でも地面を掘れば出てくるものであり、Hの家の近くか敷地内を掘り、地下水の出るところまで掘り進めれば水が出てくる。遺体は多少水に浸かることになるが、地下水の出る場所に遺体が浸かっていることをハイドロポリス、と呼んでいるのではないだろうか。
 例えば、昔井戸があった場所などを改造して地面を掘っていることにより、その工事は簡単なものになる。
 この場所は、1990年代に、地下鉄南北線の工事をしていた場所と極近であり、南北線の工事をしていた本郷通りから、工事をすすめてHの家の場所まで通路を作り(本郷通り南北線の線路からHの家まで0mぐらい)、その後、接する場所をコンクリで塞いだ、という方法も考えられる。
 近くには樋口一葉で有名な寺が裏にある。

 工事をしない場所に鉄の板

 しかし、調べてみると、不思議なことに、南北線の地下鉄の線路は、西片~東大前(東大農学部のあたり)の一帯なのに、少し離れた不自然な東大前駅の手前の本郷通り(東大赤門~東大正門)に鉄の板を張って工事をしていたのだ。
 この工事はいったい何の工事だったのだろう。
 南北線の工事と同時期に本郷通りの地下を工事していたのは、カモフラージュのためか、あるいは、西片からの道路が狭いので、本郷通りの地下に穴を開けて、そこから工事をすすめていたのだろうか。
 いずれにしても、該当の場所近くに穴を掘っていたフシがあり、その入口の空間を塞がずに空洞状態にしていた可能性があるのだ。