タリバンはオリンピックと関係がある?
タリバンが突如として出てきたのは、1980年代だと言われている。
1980年の大きな出来事といえば、1980年にモスクワオリンピックが開催されていることである。この前年に、ソ連軍がアフガニスタンを侵攻しており、その抗議として、1984年にロサンゼルスオリンピックを開催する予定のアメリカが、西側諸国や中東諸国
に「モスクワオリンピックに参加しないよう」要請している。
この結果、日本、西ドイツ、韓国、サウジアラビア、トルコ、エジプト、インドネシアが不参加を表明している。
東側諸国は、その報復として、1984年のロサンゼルスオリンピックをボイコットしている。
このソ連とアメリカのオリンピック対立の中で、東側諸国に不利になるよう活動を開始したのがタリバンではないかと思われる。
ちなみに、1998年には韓国がオリンピックを開催している。
今回の東京オリンピックのさなかにも、アフガニスタンがタリバンに制圧されている。
アフガニスタンの政治情勢はよく変わっているが、ほとんどがタリバンのせいだとしたら、ほとんど西側諸国の開催で占められているオリンピックを当てにして活動をしていると思われ、アルカイダはオリンピックと関係があるということが考えられる。
問題の9.11のテロだが、オリンピック情勢でも大きな変化があるといえる。
それは、2004年にギリシャのアテネでオリンピックが開催されたことである。
ギリシャは、1974年に君主制が廃止され、共和国制に移行している。その後、1975年にECに加盟してはいるものの、1980年代に社会主義国家となっている。
モスクワオリンピック以降、東側諸国(共産国家、社会主義国家)でオリンピックを開催しているのは、中国とギリシャだけである。
中国は人口が13億人いるからか、人数が違うので目立ったタリバンの活動をしていないが、ギリシャの場合は違うのだろう。
ギリシャオリンピックの5年後の2009年に、ギリシャは破綻している。
これは、オリンピックで金を使いすぎたという面もあるだろうが、9.11後のタリバンの活動によるところがあるのではないだろうか。
どうして社会主義国家でオリンピックを開催していいんだ、という反発を、ギリシャではなくてアメリカに向けたのではないだろうか。
タリバンが1980年代に出てきたということなら、最近のタリバンの情勢とも合わせて、モスクワオリンピックとロサンゼルスオリンピックの対立に関係があり、もっといえば、アメリカのオリンピックを成功させるために出てきた、米軍かあるいはCIAのようなメンバーが、資本主義を広めるためにつまり共産国家を妨害するために組織されたテロ集団(非合法組織)なのではないだろうか。
例えば、サウジアラビア等の西側諸国と親しくしている共産国なのに資本主義のような国家の国王に親を殺された人々のような者たちが集合してテロ活動を行っているのではないだろうか。
アルカイダがオリンピックかどうかは不明だが、母なる基地という直訳で探してみると、オリンピックも一つの候補となりえるのではないだろうか。