宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 55    福島第一原発事故

●事件名
 福島第一原発事故

●事件の概要
 2011年3月11日に東北地方で巨大地震が起きた(各地で震度7程度)。
地震後、津波が押し寄せ、東北地方の太平洋海岸沿いが津波に巻き込まれ、
漁村地帯が壊滅状態となった。
 この地震に関連して、翌日、福島第一原発が爆発事故を起こした。

●事件の背景
 この地震の前にも、日本各地が何度か地震に見舞われている。
 1995年1月にも阪神淡路大震災が起きていた。

●犯人は誰か

 水管が破壊され、冷却水が循環しないために炉心溶融が起きた

 福島第一原発が事故を起こしたのは、巨大地震の翌日であり、直接の事故の原因は地震の揺れによるものではないと考えられる。 
 地震とは別の考え方をするならば、地震の影響の二次災害で、例えば、地震の何分後かに訪れた津波により、原子炉の水管、特に、覆水器のあたりに亀裂が走り、冷却水が循環できなくなり、そのことによって
原子炉の温度が下がらずに、水素爆発を起こしたと考えられる。
 また、水管や覆水器に亀裂が走れば、水が漏れる、ということで、地中に埋められた水管に亀裂が走れば放射能が混じった冷却水は地中に染み出るし、覆水器のあたりに亀裂が走れば、放射能が混じった水は、海に垂れ流される。
 覆水器とは、原子炉を循環する水を再利用するために、海に突き出た場所に水管を通して海水により温度を下げて再び原子炉の中へ入って行くための冷却水の通り道のことである。
 この覆水器は、海に水が流れるのではなく、Uの字型になっており、そのUの字の部分が海水にトンネルのように管が通っていて、(Uターントンネルのようなもの)、この部分が常温の海水に触れる(水深は深いと言われているがどのくらいかは不明。原子炉自体は海抜15mほど)ために、蒸気で熱くなった冷却水を常温に近い温度に下げて、再び利用するというものだ。
 福島第一原発は、爆発を起こす前に炉心がムキだしになっていた状態であると言われていたが、これは、炉の温度を下げることが出来ないままに、核燃料が燃え続けていたというようなことだろう。
 福島第一原発は、非常停止していたのか、それとも、冷却水が止まると困る、ということで停止していなかったのかどうか不明だが、水管が破壊されていたなら、いくら運転していても、冷却水は入ってこないだろう。しかし、海水注入、という言葉も出てきて、原子炉に海水を注入して温度を下げている、というような言い回しがされていたが、これは、破壊された水管(覆水器の場所?)から海水が逆流して原子炉にいったためである可能性もある。
 この場合、水管が破壊されていることがわかっているのに、運転を停止しなかった、ということになるが、水管が壊れると冷却水が循環しないことを知らなかったのではないかという可能性もある。
 もし、知っていて、このようなことをしたのであれば、それは無謀な行為か、爆発するのを待っている行為にも取れる。
 あるいは、電力会社側は、覆水器について知らなかったことも考えられる。他の国の原子炉がどうなっているのかわからないが、冷却水を一度使ったら、排水溝へ流すタイプのものがあるとすれば(海が汚染されることを前提としている)、多少水管に亀裂が走っても水は流れてくるだろう(蛇口がある)。
 福島第一原発の原子炉は、水が循環するタイプなので(排水溝に流すタイプがあるのかどうかわからない)、亀裂が走れば水は海に流れてしまうので、循環せずに冷却水不足になる。
 千葉県で、水道管に亀裂が走り、水が地中に流れ出して液状化現象を起こした、と関東地方ではさかんに報道されていたが、亀裂が走れば水道管は使えなくなるし、洩れるので断水になる。それと同じことである。
 従って、福島第一原発は、原発の水管が破壊されたか亀裂が走ったために起きた事故という可能性が高い。
 何故、水管が破壊されたかというと、
…吐箸砲茲螻い貌佑出た水管(覆水器)が破壊した
地震の揺れにより水管に亀裂が走った
F鵑弔里海箸杷鵬?気譴燭亀裂が走ったか両方で、水管にがれきが詰まった
 ことが考えられる。

 温度を下げずに核燃料が燃えていると圧力が炉の中でいっぱいになり、爆発を起こす。