樺太
樺太は実は、領土権が二転三転しているようだ。
先に説明した樺太・千島交換条約により、日本は樺太の領有権を放棄したが、その後、1905年、日露戦争後に日本軍が樺太に侵攻し全域を占領した。
また、2ヶ月後の1905年9月には、ポーツマス条約により北緯50度以南の南樺太がロシアより日本に割譲された。
しかし、1945年の太平洋戦争で日本が敗戦し、日本の樺太庁は、廃止された。
これらの経緯があるが、南樺太に関する条約は日露両国で結ばれてはいない、ということで、南樺太については、日本の領土ともロシアの領土ともいえない状態にある、ということだ。
山と鉄道がある樺太
樺太の山を調べたところ、樺太にいくつかの山があるようだが、大きい山は、チェーホフ山・鈴谷岳、マトロソヴォスカヤ山・幌登岳という山である。
また、幌登岳の最寄り駅は、マトロソヴォ駅という駅だが、日本名があり、初問駅という駅である。
この駅名から、南樺太には鉄道が走っていたことがわかり、また、この鉄道は、日本が占領していた時代に作られたものであることがわかる。
東日本大震災の震源は、択捉ではなくて、樺太である可能性もある。
そして、(イラクの)鉄道テロをしていた場所は、南樺太である可能性もある。
また、樺太の鉄道の職員がJR北海道の職員である可能性もある。
JR北海道の職員が、樺太で見たことを公表しないように、日本の北海道内でオウムが列車テロを起こして口封じしているということも考えられるし、北海道で起きている列車テロは、樺太で起きている鉄道テロの延長線上にあるのかも知れない。
千島列島には、1200kmの範囲に無数の島があり、陸上と海底合わせて250の火山があるという(ロシア調べ)。
千島列島は、樺太を北千島、歯舞、色丹などを南千島、その真ん中を中千島と呼んでいる。
この中で、ハリムコタン島の火山は、有史以来、何度も噴火記録があるという。
また、松輪島(ロシア名マトゥア島)と呼ばれる島に1500mぐらいの松輪富士(芙蓉山)という火山があり、最近では2009年に噴火している。
千島はもともと海底で陸続きであるかも知れず、仮に、樺太での鉄道テロが千島のどこかの火山噴火を呼ぶ可能性もある。
ちなみに、樺太へは、北海道の稚内から連絡船が出ている(ビザとパスポート必要)。
松輪富士とは
松輪富士とは、千島列島の松輪島にある火山のことで、富士山と同じ成層火山である。
松輪島の松輪富士(芙蓉山)の噴火は、1760年、1878年、1923年、1930年、1946年、1960年、1976年、1981年、1987年、1989年、2009年に起きている。
このうち、1946年の噴火は規模が大きかったという。また、2009年の噴火も規模が大きく、上空を航路にしている旅客機の遅延や欠航が相次いだらしい。
噴火により、二酸化硫黄が上空に拡散したという。
島の帰属は未定だが、実行支配はロシアである。
松輪島は、戦中に日本軍が使用していた司令団本部の建物と、対空高射砲が残されているという。
現在では、山頂にアンテナらしきものが建っているという。
1990年代までロシアの国境警備隊が駐留していた。
2000年代には、日米露の火山学者、津波学者、人類学者が何度か上陸していたということだ。
松輪島の北方18kmには雷古計島(らいこけとう)があり、全島で雷古計山を形成している。1778年と1924年に大規模噴火をしている。
東日本大震災(3.11の巨大地震)の前に、北海道の人たちが山から煙が上がる姿を何度か目撃している、という説がある。
煙が上がっていたのは、松輪島の松輪富士の噴火煙のことだったのだろうか。
1990年代半ばを最後に入電が途絶えていた松輪島
松輪島は、気象情報の気象通報地点だった。千島列島の中央部に位置している他の島々、ウルップ島、シムシル島、パラムシル島などと共に気象庁が毎日気象情報を送ってきていたのだ。
しかし、1996年7月11日を最後に入電が途絶え、現在でも全く入電されていない。
これは何故なのだろう。
また、千島列島ではない他の島でも2002年~2011年10月まで入電が途絶えていた、といい、何故か東北巨大地震の頃に入電なしになっている気象地点が多いのだ。
これは故意なのだろうか。
それとも、何者かにより圧力がかかり(例えば気象機器が破壊されるなど)気象通報が出来ないようにされてしまったのだろうか。
肝心な時に肝心な情報が入手できないように圧力がかかっているのだろうか。