犯人が使用したもの
・カシオ製の時計
・毛玉のようなもの
・ニトログリセリン
・バッテリー
である。
ニトログリセリンは、少しの振動や摩擦、熱に反応し、爆発する液体である。
しかし、綿のようなものに含ませることによって持ち運びが可能であるという。
犯人は、バッテリーは、靴のヒールの中に隠して運んだようだ。
時計とバッテリーが離れて運ばれているのは、プレゼント用の時計、ということにでもしたのだろうか。そうすると、綿で時計を包んであっても不自然ではない。
犯人は、この時計を包んだ綿に、ニトログリセリンをたらして座席まで持ち運んだのだろう。
そして、旅客機の床下が加熱されることにより、熱反応で爆弾が爆発するように仕向けたのではないだろうか。
しかし、そうすると、時計にバッテリーを入れた意味がわからない。
バッテリーの謎
バッテリー自体に仕掛けがあり、このバッテリーは、ニトログリセリンを塗ったものであるとか、ニトログリセリンに何かの液を追加して少しの衝撃や熱では反応しないようにしているが、何か熱いものに何時間も当てていると爆発するように仕組みになっている電池なのかも知れない(もちろんテロ用)。
綿に含んだニトログリセリンと、バッテリーに塗られたか何らかの細工で追加されているニトログリセリンの相乗効果で爆発を狙ったのだろうか(ダブル・ニトログリセリンとでもいおうか)。
時限爆弾ということだが、爆発は午前11:43に起きており、何故43分なのかがよくわからない。
東大東島で爆発させたかったのか、実は時限爆弾のように見せかけて、時間などどうでもよかったのかわからない。
もし、電池にも仕掛けがあるとすれば、電池にニトログリセリンが塗られていたか、あるいは、原料に使われている可能性があり、一般で売られている電池にも取り扱いに注意が必要であることになる。
軍が使用する爆弾に、ダブルベース火薬というものがある。
原料は、
ニトロセルロース
ニトログリセリン
である。
二つのものを発火に使うことにより、より大きな爆発を起こすことを目的にしていると思われる。
ニトロセルロースは、ニトログリセリンを加工したものであると思われ、ニトログリセリンのように、少しの衝撃で爆発はしない。
例えば、綿にニトログリセリン、バッテリーにニトロセルロースが材料に混ざっているとしたら、このダブルの効果で、大きな爆発が得られる、ということになる。
ニトログリセリンは、別の液体を加工したり、ゼリー状にすることにより、持ち運んだりすることが出来るが、バッテリー電池には、原料に二トルセルロースでも含まれているのではないだろうか。
だから、少しの衝撃では何ともないが、長時間の熱い熱にさらされると、爆発する可能性がある。
日本の旅客機で使用されているバッテリーが、もし、このようなバッテリーであるとすると、長時間の熱により、発火する危険性があるということだ。
福島第一原発事故で、非常用電源から発火し、その火が原子炉に燃え移り爆発した可能性があるのだが、この時の非常用電源(ディーゼル発電機)に、ニトルセルロース入りの電池をバッテリーにしていたために、温度が上昇した際に爆発し、ディーゼル全体が爆発し、それが原子炉に引火し爆発した、ということも考えられる。