宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ㉟-46    松山ホステス殺害事件(福田和子事件)のつづき

 

 家財道具を持ち運んだとは

 

 福田和子と夫は、被害者の家財道具を用意していた車に積んで持ち運んだという。

持ち運んだ先は、福田和子と夫の家だと言われているようだが、はっきりしない。

 単なる金目当て殺人なら、家財道具を持ち運ぶ意味がわからない。

 家財道具を持ち運ぶと言って連想されるのが、自己破産である。

例えば、税金を滞納していて差し押さえするという役所からの通知を無視し続けると、

勝手に銀行口座から金が引き落とされたり、引き落とす金がない場合には強制執行される。それが家財道具を持ち運ぶという強制執行だ。これを無視していると自己破産させられる可能性が高くなる。

 福田和子は、この手順を知っているか、あるいは、夫か本人か産業廃棄物業者だったのだろうか。

 被害者の安岡厚子さんは、フィリップ殿下であると思われるが、フィリップ殿下が自己破産していたということだったのだろうか。

 例えば、王族に税金の催促が来るのかわからないが、税金を滞納していたとか、あるいは、かさんだ借金があり、それを返済していなかったので強制執行されたということも考えられる。

 福田和子が家財道具を運んだ時期と殺害された時期は同じ時期と思われるが、順番はどっちだったのだろう。

 例えば、被害者が仕事中にトラックが来て、被害者の家から家財道具を運び出しそれをトラックに保管しておく。被害者は資産家であると同時に借金もあり、その借金が返せなかったので家財道具を持ち運ばれた。そのようになってくると、自己破産させられる可能性が高くなるので、人権が軽くなる。つまり、殺害されても(死んでも)仕方がない人、という状況に陥らされる。

 フィリップ殿下は、エリザベス女王と仲たがいのようなっていたと考えられ、裏で糸を引いているのはエリザベス女王である可能性もある。

 福田和子は女王の命令により、フィリップ殿下と同一人物者の家財道具を持ち運び、自己破産させられ、殺害されたという順序だと、イギリス王室の重要人物が殺害されたとしても、取るに足らないこととして扱われるので犯人にとって都合が良い。

 実際のところ、フィリップ殿下は生きているようだが、イギリス王室の資金はいろいろと規則に縛られ厳しいようなので、そういうこともあったと考えても「それでか」と納得させられる状況に似ているといえば似ている。

 警察の発表にあった、より本人に近く見せるため家財道具を持ち運んだ、という説明は少し違うようにも思える。