宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ⑱-4    国松長官狙撃事件のつづき 後藤田氏 防弾チョッキを着ていた?

 ところで、国松長官は、数発の銃弾を受けているというが、防弾チョッキを着ていたことはないのだろうか。
 足が狙われたかも知れないが、他は無事だった。
 内部情報で銃撃情報は国松長官に伝わり、防弾チョッキを着ていたために助かった。
 足の防弾チョッキがあるかどうか不明だが、作ればいいだけの話である。

 国松長官狙撃事件の黒幕に、I知事(I原S太郎)の名前も登場するが、後藤田氏は、I知事である可能性もある。
 
 西村刑事

 元富士警察署に、菊池直子と同級生(恋人)だった西村という人物が警察官となっており、菊池直子が逮捕された直後に、菊池直子をかばうために「逮捕した女は菊池直子ではないようです」などとウソの電話を警視庁にかけ、電話に出た何者かがそれを認めている。
 そのため、せっかく逮捕した菊池直子を釈放し、同じ場所で逮捕されていた高橋克也も釈放されることになっている。
 西村の顔は、カツラをつけていないA生太郎の顔によく似ている。A生太郎は、実は髪の毛が一本もは生えていないスキンヘッドで、小学生に扮していた時もハゲと呼ばれていた。
 小杉巡査部長とは、この西村刑事のことだろうか。
 A生太郎は、菊池直子の実の息子であるが、夫や父親にも扮装する。
 A生太郎は、オウムでは大内利裕(としやす)という幹部であり、公安警察官として知られている。
 確か、小杉は元富士の公安警察官だった。
 H本龍太郎との関係だが、I原S太郎は、もともと、龍太郎の父親の龍伍という人物だった。そして、息子のA生太郎が、H本龍太郎として岡山で立候補したが、顔が不細工という理由で、父親のH本龍伍が顔を色男に変装して自分が龍太郎をやる、と言って立候補し、それからH本龍太郎はI原S太郎が扮することになった。A生太郎は、H本龍太郎という名前が好きだったので、H本龍太郎の名前を返せ、と思っている。
 この話からすると、A生太郎は、H本龍太郎でH本龍太郎の息子ということになり、小杉の人物像に近いのは、A生太郎であるということになる。そして、西村という警察官は、菊池直子の恋人だった人物で、菊池直子を釈放した警察官の麻生で大内利裕ということになる。
 小杉がオウム信者であること、警察の内部情報に詳しいこと、A本龍太郎の息子であること、以上の点から、小杉巡査部長は、大内利裕でA生太郎であると考えられる。

 後藤田正晴がかばった小杉巡査部長とは、後藤田の息子のA生太郎で大内利裕だったということになる。 


 国松長官は、林郁夫

 本士警察署の署長で、国松長官狙撃事件の国松長官は、I原S太郎と同一人物であることがわかった。
 国松長官は、手足が義足使用者で、胴体に防弾チョッキを着けていたため、顔、頭が狙われなければ、銃弾を受けても無傷だったはずだ。
 国松長官が運ばれた病院が、もし林郁夫が院長をしている「オウム病院」であれば、国松長官の銃撃は、本当は銃を浴びていなかったとしても、オウム医師の発表により、重体とされていたはずである。
 国松長官は、赤軍派の田中義三にうり二つである。そして、その人物は、I原S太郎と同一人物だったのだ。
 I原S太郎は、ドイツのナチのゲッペルスと同一人物であり、オウム捜査による日本人の冤罪死は、ゲッペルスの手法によるものである。
 本富士警察署は、1960年代に、赤軍派の「東京戦争」により標的にされて、爆弾を署長室に仕掛けられ、署長室が爆破されている。その時、本物の国松長官が死亡していたが、わからなかった署員たちは、それを発表せず、そのままI原S太郎で田中義三を受け入れ、田中は、その後も本富士の署長として居座った。
 国松高次は、小杉巡査部長の「疑惑」(本当はグル)の責任をとったこともなく、国松長官狙撃事件により、話をはぐらかし、被害者面してオウムに操られる風を装った。
 国松と本富士は、逮捕した女が、菊池直子である、として、親や兄弟を調べるのではなく、その友人関係にばかり的を絞り、同級生を取り締まり捜査対象とし、オウム信者を通報する可能性のある同級生を大量殺害させた。
 I原S太郎は、後藤田長官とも同一人物で、オウム捜査の黒幕である。
 そして、その人物が、オウムの菊池直子の息子であり、菊池直子が一番可愛がる息子であった。
 
 恐怖政治の巡業者たち(オウム真理教)を指名手配することを、スイスから頼まれた、ということだった。
 スイスの国王は、国松長官であり、国松長官は依頼者で実行者である。
 このオウム事件の一連の犯行と捜査は、国松長官の意思によるものと考えられる。
 I原S太郎は、実は日本人から慕われていたわけではなく、物凄いろくでもない人といわれていたが、それが証明されたのがオウム事件の犯行と捜査の結果である。