宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ⑰-2    松本サリン事件のつづき

 森(松本知子、石井久子、飯田エリ子)は事件後、捕まっては困るとばかりに男性の家に行った後、東京に戻り皇居を訪ねた。
 警察やマスコミの捜査にストップがかかってしまった。
 長野県警は、天皇の圧力により捜査が出来なくなったジレンマを、村岡が通報した全く無関係ない人を妨害することに終始している。そのせいで、その人は職を失うはめになっている。

 長野警察の捜査は、かなりいいかげんで犯人に優しく、被害者のことなどまるで眼中にない。
 日本では天皇家のためになった警官は出世する仕組みになるという。 
 長野県警はどこまで天皇の味方をするつもりあろうか。

 長野県警のある刑事は、オウムの実行犯自身が通報した人物を犯人だと決めつけ、冤罪をでっちあげ誹謗中傷を流していた。
 突然災いがふりかかり、その人物は今でもオウムに時々勘違いされ、損害賠償に値する被害を被っている。
 こういう刑事こそ、オウムの手先であり、数々のオウム犯罪を行わせるきっかけともなっている。 

 松本サリン事件は、オウムが起こした犯罪の中でも、最初にマスコミに登場し、波紋を呼んだ事件である。長野県警天皇の圧力に負けさえしなければ、その後のオウム事件も防げたといえる。
 天皇の圧力に屈するのは、警察の怠慢である。たとえ天皇と男女関係を結んだ女であっても、700人近い被害者がいるのに天皇だから、と何もしないでいるのは、日本行政の悪いクセである。
 松本サリン事件後のオウムは、天皇に「松本サリン事件があるでしょ」といい、なしくずし的である。
 天皇が麻原のことを尊師と呼んでいたのは有名な話である。
 
 オウムの女性信者の特徴は、自分の犯した犯罪を、さも、身近にいる他人がしたように見せかけるため、震える演技をしながら「あの子なんてやられてしまえばいいのよ」という言い方をする。周りにいる人は、犯人の言葉をうのみにし、じゃあ、あの人なんだ、と周囲がなんとなく思う心理を利用する。

 化学兵器の父と呼ばれたゲハルト・シュレイダーという人物の息子は北海道に住むNという人物で、この男には二人の娘がいる。一人は大内早苗である。
 もう一人の娘は、静岡県に住んでいて結婚して松本と名乗っている。
 この女は松本サリン事件の直前にオウム真理教麻原彰晃と会っていた。
この女の名前が松本で、事件が起きたのが長野県松本市である。
 当時、この夫婦は夫婦仲が悪かった。
 商売もうまくいっていなかったようだ。そういう時にオウムを使って、現状を打破しようとする信者がオウムには多い。
 何かに恨みがあるというよりも、うまくいかない自分の現状を打破するためにテロを起こし、未解決事件になれば、展開が180度違ったものになることがわかっている。大内も当時、そのように思っていたかも知れない。
オウムは、普通の家に閉じこもった宗教団体ではなく、一般の社会人に混じって働いている者がほとんどである。
 だから、いつオウム信者に出くわしても不思議はないといえる。

 オウムとはそもそも、文京区本郷のある中学校の同級生が地元の有力議員鳩山総務相から、近所の子供に悪質ないたずらをすると金がもらえたことを
発端にしている宗教である。それは、1972年の日中友好平和条約に反対する台湾人としての使命でもあったようだ。
 条約締結の際、鳩山総務相はT元首相の秘書をしていた。その後、ロッキード疑惑が持ちあがったが、秘書の鳩山総務相は無関係とされた。
 しかし、鳩山総務相はこの条約を憎むあまり、条約に関係すると思われる(思い込みの部分も多い)人々を、オウムにつけさせるなどして脅かしている。

 松本サリン事件は、麻原がタレントとして活動している際に、出身地で自宅があるとされる長野県内で、地域住民といざこざを起こしていたことが原因であると思われる。そこに、松本という女(化学兵器の父の娘)が関与し、事件に至った。