宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 29ー395    仮谷さん拉致事件のつづき

 懸賞金がテロの資金源

 オウムやタリバンの手配で懸賞金を支払うくだりがある。
 この懸賞金とはいったい誰に支払われているのだろう。
 よく、懸賞金をもらったといわれている人や、懸賞金をもらったという噂のある人がいるが、これらの人を調べると、たいていテロの首謀者かその家族であることが多いようだ。
 懸賞金をもらったと吹聴していたT田敬子という女は、麻原彰晃と同一人物者の女装で、懸賞金をもらったわけではなく、交通事故の賠償金を妻がもらっていただけだった。賠償金のもらい先はフセインと同一人物者である。

 有力な通報をした人に懸賞金が支払われていると思いがちだが、それと実際に行われていることとは別のようである。
 平田の懸賞金をもらった人というのは、平田か上祐(夫婦?)の一族らしいことがわかっているが、もともと、懸賞金の金自体を用意しているのが平田自身か管理しているのが上祐であると思われ、これは、平田が上祐の家族に渡している小遣いか何かの金である。
 何かの金というのは何の金か、という問題でもあるが、よく、テロに資金を渡さないようにしよう、ということが言われていることとつなげて考えると、例えば、上祐の家族に渡している金がテロの資金になっているということも考えられる。
 例えば、平田が資金を用意し、平田がよく出入りしている警察署が懸賞金と称して上祐の家族に渡している金が、テロの資金源だとすると、仲介している警察署が、テロ組織の支部ということになる。

 平田→上祐(オサマビン・ラディン師)→警察署(テロ組織の支部)→上祐※の家族(タリバンのメンバー)
 というような図式である。
※上祐が懸賞金の管理をしているとしてら、石井久子と同一人物かも知れない。

 懸賞金と称した犯罪資金

 銀行ではよく、テロに資金を渡さないようにしよう、という啓蒙ポスターなどが貼られているが、テロは銀行口座からテロ資金(例えば懸賞金と称しているもの)を受け取る。この懸賞金と称している金がテロの資金なので、そのような対策を講じているのかも知れない。

 また、テロリストはよく、普通の人がもらう給料を、「懸賞金」と呼んでいることがある。他人がもらう給料日などをチェックしていると考えられるが、他人がもらう給料を懸賞金と呼び、まるで、普通の人がもらう給料が懸賞金であるかのように見せかけ、その人がテロです、とアメリカに言っている感がある。
 これは、テロリストが、懸賞金がテロの資金であることを知っていて、またそのことを知っているアメリカを騙す目的か、普通の金をもらっている人がまるでテロリストかのごとく言うことによって、アメリカにわざと疑わせようとしているということになる。

 テロリストは、懸賞金がテロの資金である、ということを知っているらしいし、自分たちが懸賞金と称している金がテロの資金である、ということをアメリカに見破られていることも知っている。
 そのことを逆手に取って、懸賞金でない金をもらう人に疑いを持たせるように仕向けるのだ。
 
 警視庁で出しているオウムの懸賞金も実は、平田が金を出しているものだし、アメリカで出すという懸賞金も実はオサマビン・ラディン師が出す予定だった金だった可能性がある。
 
 懸賞金を支払うタイミングだが、平田が逮捕された後に、家族に「懸賞金」が払われている。しかし、一族に金が入ってきたので、父親にはプラス要因となり、もらった者は、金の払い主に世話をしようとする。
 そういうことで、父親が釈放されたり、罪が軽くなったりもするようだ。
 「懸賞金」を、メンバーの資金源の名目にもするし、自分の釈放にも使っているというわけだ。
  
 捜査が煮詰まって来た時に、不意に懸賞金の話しが持ち出された時、それを持ち出して来たのが犯人自身である可能性もある。
 犯人が警察内部にいる場合には、難事件だろうし、公開捜査にして懸賞金制度(?)を使用することも可能だ。
 懸賞金制度というのが、犯人自身が懸賞金を支払うということで、通報者が金をもらうのだからいいだろう、というのが懸賞金制度なのかも知れない。しかし、その制度や仕組みを知らない人が通報してきた場合、犯人に追いかけられることになり、二次被害、三次被害が出ることもある。