宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 60-16   マレーシア航空機事件のつづき


 火山噴火によるメタンバクテリア、硫黄バクテリアの増加

 海底火山の噴火や兆候により、海底にメタンバクテリアや硫黄バクテリアが増加している、という可能性もある。
 硫黄臭は火山噴火の際に出る硫化硫黄が原因物質だが、海底に硫化硫黄成分が増加し、それによりバクテリアも増加し、海水が硫黄成分やバクテリアに汚染され、海底に生える海底植物にも影響を及ぼし、それを餌にしているプランクトンも汚染されたり、海水自体が汚染されていたとすると、海底火山の地面に近いところに棲息する海底生物は一番影響を受けるし、プランクトンが汚染されていれば、それを餌にするウミネコも影響を受ける。
 また、硫化硫黄は酸素欠乏症と関係がある。
 インドネシアは、海賊の出現地であったり、火山噴火の多い場所であり、ウミネコの死骸とも関係がある可能性がある。
 

 インドネシア

 そのように考えると、海賊の拠点や火山噴火地帯があるインドネシアが事件と関係している可能性もあり、デンバザールに着陸したのは、犯人の住居がデンバザール付近だったので、ウミネコを持ち込んだ人物は、フィリピンからクアラルンプールの直行便ではなく、デンバザールを経由してフィリピン―デンバザール―クアラルンプールというような経路をたどって北京へ行こうとしたのかも知れない。

 ウミネコではなく猫?

 なお、乗客が貨物として積んだ荷物は、ウミネコではなく、猫である、という説もある。
 珍しい猫を扱う業者が、外国へ運ぶのに、猫を何匹か貨物に乗せていた、という。
 猫は、生き物だが、貨物扱いになる。
 テロの目的が珍しい猫を奪うため、ということにして本当は乗客を殺すためのテロであった可能性がある。
 テロに狙いをつけられた猫ということで、貨物の中の猫があやしく思われ、そのため、中国の軍用空港に着陸させられたのかも知れない。
 この猫の貨物は、東方航空によって北朝鮮に運ばれ、海に落下させられ(ロケット弾で)、同時にまぎらわしくするために、ウミネコも落下させられた可能性もある。
 テロリストが狐(進化したもの)であり、イヌ科の狐と敵対する猫を恨んで、猫をテロに使った、という可能性も出ている。



 オーストラリアに墜落した、はウソ?

 マレーシア機がオーストラリア沖に墜落していた、という情報は、ウソではないだろうか。
 マレーシア機は、本当は北京の軍用空港に行って、インドネシアの空港に戻ってきたのだが、買収問題とマレーシア政府、中国軍などが絡んでいて、マレーシア航空機をめぐり、マレーシア政府と中国政府が対立して戦争にでも発展すると困るので、イギリスが調査したことにして、オーストラリア(イギリス領)沖に墜落したことにしたのだ。
 
 乗っ取りのためのテロなのか

 北京の軍用空港に着陸し、中国人などの乗客全員を銃などで殺し、その後、インドネシアの空港に着陸させ、その機体か別の機体をわざとオーストラリア沖に墜落させた。
 この事件で、中国はイギリスに恩を売られたようだ。
 乗客・乗員を殺していたことを隠蔽し、さらに、墜落死させたことにすること、そのために、旅客機をオーストラリア沖で新規に墜落させたこと、それをマスコミで報道すること等々だ。
 この事件を裏で糸を引いているのは、マレーシア航空機のライバル企業のエア・アジアだが、この後、金は全部出す、といい、従業員も納得の上、マレーシア航空機を乗っ取るつもりだろう。
 しかし、企業の乗っ取りをするのにテロは必要なのだろうか。
 よっぽど悪いイメージのない企業に悪評を立たせた上で、有無を言わせず買収する方法は、よく使われる手口なのだろうか。
 エア・アジアの経営者のTという人物は、やはり、英国と関係が深いようだ。
 英国の大学を卒業しロンドン・スクール・オブ・エコノミクスを卒業し、英国の航空会社で働いていたこともある。
 2010年には、「英国とマレーシアを航空業界を通じて密接に結びつけた功績」として大英帝国勲章を受章している。
 この人物は、エア・アジアが破綻状態に置かれていた頃、マレーシアの首相に、エア・アジアを買い取るように進言され、アメリカ同時多発テロ事件の頃、買収を行ない、翌年には借金を全て完済したという。
 今回も、マレーシア政府がからんでいる可能性もあるが、マレーシア航空機は、2014年には黒字化計画を立てていたのだ。
 
 ところで、Tという人物は、不明のマレーシア機を操縦していた機長に似ている。
 
 この事件は、Tという人物の自作自演だったのだろうか。
 それにしてもあまりにも大掛かりだ。

 イギリスはこの事件により戦争を企んでいた、という説もある。
 実際に、遭難事故が引き金となり、戦争に発展したケースもある。