宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 60-17    マレーシア航空機事件のつづき

 台湾人が死んでいた 戦後処理秩序を故意に乱したテロ?

 マレーシア航空機には、中国人が150人ぐらい乗っていたということだが、この中には台湾人が多数含まれている。
 台湾人といえば、第二次大戦で、戦後処理の重要国である。
 カイロ宣言で、蒋介石が「台湾を植民地支配している日本が許せない」と欧米に言い、欧米はそれに応える形で、「もし、ドイツが負けたら日本を攻撃しよう」という合意をし、それが戦後処理の基本となった。
 台湾は中国よりも戦勝順位が高く、第二次大戦の日本やアジアの扱いにおいて重要な位置を占める。
 その台湾人を無差別的に殺害したということは、世界秩序やアジアの秩序の乱れを狙ったテロの可能性があり、マレーシア航空機事件はただの旅客機テロではないという意味あいがあるのかも知れない。
 
 2014年12月に事故を起こしたエア・アジア機は、春のマレーシア航空機事故機の代替機か?
 
 2014年12月に、インドネシア発マレーシア行きのエア・アジア機が、急上昇した際に行方不明になり墜落する事件が起きた。
 この旅客機は、インドネシアの発マレーシアのクアラルンプール行きだった。もしや、またマレーシア航空機が墜落したのか、と思われたが、今度はライバル会社のエア・アジア機だった。
 しかし、何か引っかかる。
 春に起きたマレーシア航空機の墜落事件と何か関係があるではないだろうか。
 しかも、不審なことに、事故が起きたのは、12月28日日曜日だったが、エア・アジア機は日曜日の運行予定がなかったのだ。運行予定のない日に運行し、その時事故が起きたのだ。
 これはどういうことなのだろう。
 事故機に乗っていた乗客たちは、本当は別の旅客機に乗る予定だったが、何らかの都合で旅客機の変更があり、その変更した機がエア・アジア機だったのだろうか。
 
 例えば、こんな仮説が考えられる。
 
 当日運行する予定だった旅客機は、本当はマレーシア航空機だったが、このマレーシア機は、春に事件を起こして戻ってきた事故機を塗り替えたものだった。しかし、運行日にトラブルを起こし、急遽、機を変更したのだが、それが事故を起こしたエア・アジア機だった。
 春に事件を起こしたマレーシア機は、この日が事件後最初の運行日だったが、やはりトラブルを起こしたため、だったらエア・アジア機にしよう、ということになり、急遽エア・アジア機を使うことになったのだが、マレーシア機の代替機ということで、大きな事故を起こしてしまったのだ。