宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 29-511    仮谷さん拉致事件のつづき

 
 普天間基地問題とH本龍太郎政権
 
 普天間基地問題とは、どういうものなのだろう。
 ことの発端は、1995年に、沖縄県の小学生の女の子が普天間基地の米兵に乱暴されたことだった。この女の子を乱暴した米兵を捜査しようと思ったら、日米地位協定により、裁判にかけるまで米兵の身柄を拘束することができなかったため、あまり捜査ができなかったという。
 そういう出来事があり、人の多いところに米軍基地があると米兵と市民が接する機会が多くなるので、危険だ、という声が高まり、それで移転問題が出てきたのだ。
 しかし、このことを調べるうちに意外なことがわかった。
 この乱暴された小学生の女の子、というのが実は、昭和天皇と同一人物者の歌手のA奈美恵だったのだ。Aは、どうしても移転をさせたかったので(という設定で)、自民党の国会議員の元に行き、多数の議員と男女関係を結んだので、移転問題が政治の議題にも上がるようになったらしい。
 昭和天皇は、「天皇が変わる時に米軍基地も場所を変えよう」などと在任中に提案していたようだが、昭和天皇崩御して5~6年経って、移転問題が出てきた。
 しかし、表面上、移転問題は、事件から18年経った今も進んでおらず、国会議員に会うまでして昭和天皇が願ったことができなかったということになるが、実は、移転問題を進まなくさせることが昭和天皇の願いだった、とみることも出来る。そうすれば、例え平成の天皇が即位したとしたも、昭和天皇院政が続けられるからだ。
 Aが本当に国会議員に会って願ったことは、実は、自分の院政を続けたかった、という思惑からで、その2年後にAと同一人物のH本龍太郎が首相になったのも、昭和天皇院政を続けるための政策を作りたかったから、と考えることも出来る。
 H本龍太郎が首相になったのは、順番もあるだろうが、村山政権の後であり、自民党が毛嫌いする女性の国会議員が多かった政権の直後だ。
 そういう時にタイミングを見計らって、米軍基地と昭和天皇院政政策を行えばまたいつもの汚染政治が戻ってくるだろうと思ったとしても不思議ではない。村山政権からうってかわってH本政権が誕生したわけだが、現に、1997年のH本政権時に、少子高齢化対策により日本人の自殺者が急増している。
 H本政権が発足した年の1996年には、クリントン大統領と「テロに警戒する必要性がある→つまり、イスラム思想、女性虐待思想がこれから蔓延するということと同じ意味」、という内容の日米共同宣言を発表しており、日本の政治の急激な転換期となっている(H本政権が出来たのは、1996年1月)。1996年には、選挙制度の改革がスタートした年でもあり、95年に米軍のパワーを利用しはじめ、早くも1年後に効果がでてきた、ということなのではないのだろうか。
 社会党政権で野党に力があった時代を、急に米軍のパワーと天皇を利用することにより、それを180度元の与党政治に変えてしまったということで、これを急激にやりたかったのは、恐怖の大王を降らせる必要性があった火星組(火星に住みたい人たち)の力によるところも大きく、その火星組こそ、米軍ではないのだろうか(知らない人もいるかも知れないが、火星の研究をしているのはアメリカの軍)。
 つまり、火星組と米軍と昭和天皇の息はピッタリと合っており、クリーン政治、女性が多い政治、野党政治がアメリカ軍の力に屈してしまったのだ。
 わがままなアメリカは、日本の天皇や、民主主義も無視して、ただ火星に住みたい一心で、恐怖政治を日本で行ったことは言うまでもない。
 その始まりが、普天間基地の移転問題だったのだ。
 米軍の基地にことに対して、政治が口をはさむ、ということもさることながら、普天間基地というのは、第二次大戦で沖縄県民の多くが米軍により殺戮された地でもあり、因縁のある土地の基地だったのだ。
 
  ところで、H本政権が誕生したきっかけは、Aが自民党の国会議員の元を訪ねて、移転問題を頼んだので、H本がクローズアップされてきた、という要因もあったのではないだろうか。
 とかく自民党内でもマスコミでも野党の間でも評判の悪いH本政権は、普天間基地の移転問題が出てこなかったら誕生していなかったか、もっと別のあり方になっていたのではないだろうか。
 H本龍太郎の妻の久美子は、天皇と同一人物者である。つまり、昭和天皇は、平成時代の天皇を妻にしていて、これでは、昭和天皇の方が秀でてしまう。昭和天皇院政を敷くために、平成時代の天皇を利用している、ということでもある。さらに、これと同じ組み合わせが、A倍晋三夫婦である。
 だから、H本でもA倍でも結果的に、昭和天皇院政政治なのだ。これは、つまり、米軍の力が大きくなる、ということと同じであり、H本の政権を支えているのは、昭和天皇と米軍のつながりであり、妻を天皇にしていることであり、だから、戦前のような政策が出てきて不況も一層拡大するのだ。
 Aの思惑が、いってみれば恐ろしげなのは、沖縄の存在を逆手に利用することにより、本土に米軍攻撃を押し付けようとするところである。
 つまり、沖縄(市民)を救う代わりに、本土にオスプレイが飛んだり、本土の城壁という位置づけの沖縄を救う代わりに、城をやれよ、という意味と同じで、そして、この戦争末期の米軍攻撃を再び思い起こさせて秩序をめちゃめちゃにしてやろう、というのが、そのことによって得をする昭和天皇なのだ。
 
 沖縄は昭和天皇を助けるための密約の場所だった?
 
 しかし、沖縄というのがどういう意味があるのかがよくわからない。
 戦争後に書かれた記事によれば、沖縄には何もしなくてよい、という政府の命令が下ったとあり、つまり、日本政府は沖縄を捨てたという(激戦地だが、日本軍を派遣しなくてもいいし、何か助けてやる必要もない)。
 当時の政府というのは、昭和天皇の命令のことだろうが、実は、沖縄をめぐって米軍と昭和天皇の間に密約があり、そのために昭和天皇は沖縄には何もしなくていい(救わなくていい)という命令を出したのではないだろうか。
 密約というのは、もちろん、自分を助ける代わりに沖縄を犠牲にする、ということであり、日本人が何となく解釈している、本土のために沖縄が犠牲になった、ということと少し違う。
 日本人が何となく解釈している内容は、昭和天皇が後から教えたものであり、実は昭和天皇を助けるために沖縄を犠牲にし、だから、東京に空襲があったのだ。
 空襲があったのは、東京だけではなく、他の地域にもあるし、終戦時には本土に原爆も投下された。だとしたら、「本土を救う代わりに沖縄を犠牲にする」の意味がわからない。
 東京大空襲のあった3月10日の前日か前々日に、米軍は沖縄に侵入して、基地を作り始めていた、という説もある。つまり、本土に何かをしでかした日と沖縄に侵入した日はだいたい同じであり、沖縄が本土の城壁となって犠牲になったことではない、ということを示唆しているといえなくもない。
 沖縄が、昭和天皇を助けるための密約に使われていたとしたら、昭和天皇にとっては、沖縄は利用したい地域であり、自分が崩御後に権力を持とうと考えた時に沖縄のことが出てきたとしても不思議なことではない。
 
 Aの思惑にしたら、自分が権力を取り戻したいので、沖縄をエサにして、救うフリをして、自分の犠牲の地を利用することで権力を再びつけようと思い、真相を知っているか知らないかわからない国会議員の元を訪れて関係を結び、うまくたらしこみ、自分の政権が出来るのを待ったのではないだうろか。