野口さん(仮谷さん)は、上裕を嫌っていた
野口さんは、1994年6~7月頃に、猿楽町にある広告調査会社にアルバイトとして入社してきた。
そこでは、上裕扮する吉田というアルバイトと一緒に仕事をすることになった。
上裕は、エゴを野口さんに押し付ける形で、「お前(野口さんのこと)は、仕事を覚えなくていい、僕が中心となって仕事をするから」と言わんばかりに、野口さんには自分からしか仕事が与えられないように上司に話をつけていた。
はたから見ていても、野口さん(この会社では伊藤と名乗っていた)は、かなりツライ働き方だった、というのがわかっていた。
野口さんは、以前から、「笠原」という名前で、小暮さん(笠原シンジ)の甥として、警察庁の警察官だった。
上裕史裕・石井久子(林泰男)と同一人物(二人一役)の女子高生・宮沢は、1987年頃、「笠原シンジが嫌い」と学校で発言していたことがあった。笠原とは、宮沢の妹(林泰男)と親しくしていた東京大学の助教授で、結婚話が出ていたというが、おそらく、宮沢家を調べるために近づいていたのだろう。
しかし、宮沢は上裕史裕・石井久子(林泰男)と同一人物で、妹は林泰男、父親は菊池直子、母親は早川紀代秀、というような家族であり、笠原さんのことに気づかないわけはなく、その頃から「どうしよう」と思っていたに違いない。
小暮さんは、国松長官として狙撃され死亡した警察官、野口さんは、仮谷さんとしてオウムに殺害された資産家である。
この両方の事件とも、笠原の捜査がオウムの殺害動機になったものなのだろうか。
これまで、ブッシュと麻原は同一視されていたのだが、ある会社で、全員が別々の人物として働き、ツーショットもあったことなどから、ブッシュと麻原は別人で、そのうち、平田信に近いイメージを持つのがブッシュの方であることがわかった。
指名手配犯と 本物と 逮捕された人物
菊池直子 菊池直子 菊池直子
このように指名手配犯と実際に逮捕された人物が違うのである。
仮谷さんの妹は狩野さんという女性だった
仮谷拉致事件で、仮谷さんは、東銀座の広告会社で働く営業マンの野口さんだったが、この人物の妹についてわかってきたことがある。
野口さんの妹は、狩野T子さんという女性で、テレビ局でADの仕事に就いていた人だった。1993年か4年頃に退社し、その後、錦糸町の丸井で事務をしていたという。
そして、丸井の社長と恋仲になり、男女関係となるが、社長は冷たく、話しかけても返事をしないような男だった。
狩野さんは、その後、社長から冷たくされることにストレスを感じ、それが原因となり、自宅で脳梗塞のようになって病死した。
狩野さんと野口さんの関係は、姉妹だったようである。
昭和24年頃、狩野さんが生まれた家※に、野口さんが姉としていて、ちょうど空襲があるというので、家族が外に出た後、狩野さんだけ一人残されて、その後消息不明になった。この時、誰か狩野さんを助ける人がいて、子供は無事だったようだ。二人は、その後、36年ぶりに再会する。
それは、狩野さんが通っていた女子高の部活内のことであり、二人は同じ部活に所属していたのだ。しかし、この時は、互いを姉妹だとわからずにいた。
その後、1995年3月に狩野さんが、林泰男が原因で死亡したが、林泰男は、野口さんの妹の狩野T子になりまして野口さんに近づき「一目見た時から好きでした。何も言わずに結婚して下さい」などと強引な申し込みをし(実際の狩野さんはそんなことはしない)、夫婦になってしまった。野口さんは、それでも狩野さんに変装している林泰男(蔵多)を妹(のフリをしている)と気づかなかったようだ。
狩野さん(→娘※参照)は、実は、戦後直後、日本人女性とイギリス人男性の間に生まれた子供だったが、母親がイギリス人との間の子供ということを気にして、赤ん坊の時に親戚の家に預けていた。そのため、野口さんは、狩野さんの大人になった時の顔を知らず、なかなか姉妹とわからなかったのだ。
狩野さんの父親のイギリス人は、イギリスのフィリップ殿下だが、この人物の娘は、イギリス人気質のような芯がしっかりした女性が多いというが、父親は逆に、娘のそういうところが嫌いで、むしろ、仲間の男たちに「お前の娘ってしっかりした女が多いの(つまり、かかぁ殿下タイプなの?)」と聞かれるのが嫌だったので、隙があると殺害していたのだ。
実は、野口さんも、フィリップ殿下に両親を殺された、と思っていたようだが、本当は実の父親だった可能性もある。しかし、“「フィリップ殿下」がこれからいい思いをすることになるので、娘はいらない、殺してくれ”などとどこからか命令され、フィリップ殿下は娘の殺害をオウムにさせたのだと考えられる。
しかし、ここでは疑問も浮かび、いくら、自分がいい思いをするためだとしても、そのために娘を他人に殺させる親がいるのか、ということと、フィリップ殿下ではなくて、実は、別人がいい思いをするためなのでは?ということも気になってくる。
もし、フィリップ殿下がいい思いをすめるためでなくて、H本龍太郎がいい思いをするためだとしたら、仮谷拉致事件で犠牲になった二人の姉妹は、H本龍太郎の野心のせい、ということになる。
H本龍太郎は、もともと、「自分だけがいい思いができる社会の創造」を目指しており、他の人がいい思いをすることは考えていないようだ。
狩野さんを殺害したのも、野口さんを殺害したのも、H本龍太郎という男だが、この二人は、シビリアン・コントロールに当たっていた人たちだった。シビリアン・コントロールの人は、不幸な生い立ちがあったりして苦労をしてもそれに負けずに生きている人格も考慮される人たちであり、こういう人たちを何もない時に殺害するというのはテロ行為に当たる。
しかし、H本は自分の野望のためにそれを行い、そして、今でも、そういう女性を悪質にストーカーし、利益を得ているのだ。
※正確に言えば、昭和24年に生まれたのは、狩野さんの娘であり、狩野さん本人ではない。
狩野さんは子供を産んでいて、その産んだ子供をよその家に置いて行き、世話を頼んだ。
しかし、その家は子供を放置することなく、イギリス人の家に連れて行き、育てられたが、ある時、狩野さんがその子供と子供に変装した自分と入れ替わり、子供は別の場所に連れて行った。
1997年の自殺率急増と関係あるのか
H本龍太郎は、ロッキード社の会長と同一人物なので、仕方ないなりゆきといえる。
ところで、狩野さんは、日本社会党の女性議員だったことがわかっている。
狩野さんは、小池百合子という元キャスターの国会議員だったが、今、小池に扮しているのは偽者である。
日本社会党の女性議員が続けざまに殺害された、と言われた時期があったが、仮谷拉致事件とこのこととは無関係ではないだろう。1995年といえば、まだ日本社会党は勢いがよかった頃だが、村山首相が辞任し、H本龍太郎政権が出来る頃にはすでに二人は死亡しており、情勢は回復できず、社会党政権から自民党政権に移行するのは無選挙だった。
橋本政権ができて半年後には、世の中は暗い世相になっており、日本人の自殺率もこの時急増していた。
これは、二人が日本の平和秩序で大役を背負っていたことがわかるというものだ。
平和的秩序を守っていた主に女性たちは、この二人だけではなかっただろうが、この二人の殺害が、大きな影を落としているに違いない。
オウムの被害に遭っているのは、女性だけではなく、国松長官狙撃に代表されるような、警察への被害だ。
オウム事件により、女性と警察への攻撃が表立っても裏でも著しくなったといえる。
仮谷拉致事件は、いってみれば女性狩りの象徴的な最初の事件であり、国松長官狙撃事件は、警察狩りの象徴的な最初の事件といえるのではないだろうか。
警察狩りというのは、女性をかばう者に対しての魔女狩り的要素としての警察狩りであり、また、犯罪を犯す者に対しての報復への報復という意味を持っていると考えられる。
また、地下鉄サリン事件では、官庁、広告代理店、東京大学をターゲットにしており、オウムが起こした事件は、その後もこの被害を拡大し続けているので、特に、オウムの代表的な事件では、まだ残党やひかりの輪などに対する警戒が必要だ。