宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ⑥-11    帝銀事件のつづき 予行練習と本番は別人

 

 戦前の中台関係とは

 

 戦前の中台関係は仲が悪い。

 台湾は、元々、マレー半島ポリネシア系の先住民族がいたが、12世紀頃から漢民族が入ってくるようになり1661年、鄭成功という人物により漢民族政権が樹立した。20年ほど政権が続いたが、1684年に康熙帝が政権を摂った。鄭氏は、「満州族の王朝である清を滅ぼし、漢民族の王朝である明を復興する」という夢を果たせないまま死んだという。康政権では、漢民族の移動が厳しく制限されたという。

 その後、1895年の日清戦争後に下関条約を締結し台湾は、清国から大日本帝国に割譲された。

 鄭という漢民族の政治家は、満州族の清を滅ぼしたかったということになる。

 その再来ともいうべき人物が、蒋介石に思える。

 蒋介石は、学生時代に孫文に認められ、その後、みるみるうちに台頭し、台湾の実権を握っている。

 鄭氏の果たせなかった、満州の清を滅ぼそうと活動していたのだろうか。

 蒋介石の顔の一部が、エリザベス女王の顔の一部に似ている。蒋介石は、エリザベス女王と同一人物である可能性もある。

 その場合、対立している中国の王朝を、滅ぼそうとする目的を持っていても不思議ではない。

 そのためには、中国で無残な人体実験を行い、それをしていた人物を無起訴=無罪にする必要があり、そのための謀略事件が帝銀事件だったということになる。

 銀行が選ばれたのは、やはり経済や金融業にも影響を与えるためなのだろうか。

 

 北川正隆の事故の原因

 

 何の資料もないのではっきりしたことは言えないが、岡9420の隊長だった北川正隆の事故の原因は、仕組まれた謀略ではないだろうか。

 例えば、岡9420の任務であるペスト菌に感染したノミをトン単位で製造した後、各地に飛行機で運ぶという業務を利用し、飛行機の操縦かんにペスト菌に感染したノミをばら撒き、操縦かんを握った北川氏をペストにより死亡させた人物がいたのではないだろうか。それが、もう一人の隊長である。北川氏は、日本人か中国系の人物だったが、羽山氏は漢民族だったとしてさらにイギリスとの関係のある人物でもあったということではないだろうか。

 二人の隊長がいた場合、対立関係になることはよくあることだ。それなのに、二人の隊長を置いている。実際にこのことを指揮したのは、皇太子こと、蒋介石ではないだろうか。

 北川氏は、結局は、本当に死亡せずに済んでいるようだ。北川氏は中国人なのではないだろうか。

 この第二次大戦で、中国の皇帝は退位し、新しい中国になっている。しかし、中国の皇帝の歴史は、始皇帝以来2000年位続いていたのに、日本が戦争に負けて中国の731部隊の長が無起訴になったからといい、そう簡単に滅びるというのはおかしいのだ。

 だから、それ相応の人物が死んでしまったか、大変なことになり中国皇帝の歴史が消滅してしまったに違いなく、それが帝銀事件を原因としているという訳ではないが、帝銀事件に関する何かや、第二次大戦中の中国内の出来事に関係しているのではないかと思われるのだ。

 例えば、北川氏が中国の始皇帝と同一人物者であるとして、この帝銀事件は、中国人の人体実験をしていたという重要な事件の鍵を握る人物が関与しているかしていたが、その人物が無起訴になる原因となっているのが帝銀事件等の戦後の未解決事件であるとしたら、始皇帝を罠にはめつつ行うことにより、それが中国に対してのより大きな圧力となるのではないだろうか。

 

 この事故は、厚生省の役人のある松井氏によって厚生省に報告されたという。

 厚生省では、全体の戦局を判断するというようなことを行っており、枢軸国と連合国軍のなりゆきの最終判断(あるいはアジア局面だけ?)を下す役割を担っていたのだ。

 中国と朝鮮の間の確執で起きていた争いは、北川氏を殺害しことにより、中国皇帝が敗北することが決定したのではないだろうか。

 あとは、戦争裁判で、中国人を人体実験をした731部隊を無罪にし、朝鮮・台湾が勝利することにすればよかった。その為の謀略が帝銀事件で、石井四郎を無罪にするためと経済、銀行、金融業界にダメージを与えるよう帝銀銀行を襲ったのだ。この年に、日本の財閥解体により、大きな銀行や皇族銀行と呼ばれた銀行が解体されている。

 

 松井氏が犯人なのか 

 

 あるいは、松井氏がその決定権を持っていて、どちらが力が上かを判断し、ペスト菌で汚染されたノミを操縦室にばら撒くかばら撒かせて北川氏を殺害しようとした、ということも考えられる。

 松井名刺が出てきた時に松井氏について調べたところ、実在する人物だったことがわかっていたというが、その他の情報については発表されていない。石井四郎も厚生省の役人だったというので、案外、隊員は大半が厚生省の役人だったということも有り得る。その場合、警察が厚生省に遠慮し深く突っ込めなかったとか、疑わしき人物を調べられなかった等のこともあったのではないだろうか。

 厚生省が勝ち負けを決めたとして、それが暴かれたり中国の勝利に覆ってしまうと都合が悪い。警察にも上層部という人たちがおり、松井や厚生省について調べないように、という御触れこそ出ないものの暗黙の了解くらいはあったとしてもおかしくはない。

 もし、松井氏が犯人だったとして、逮捕していたら厚生省と部隊のことが暴かれる。さらに、警察は韓国のパチンコ業界を最高の上席としていると言われるが、それもなくなり今頃中国流の捜査方法になっていたのではないだろうか。

 

 平沢に絵を頼んだのも松井か

 

 平沢が逮捕された時に絵を頼んでいたのは、皇太子だったという。皇太子と松井が同一人物だった場合、松井も皇太子もごっちゃになる。

 平沢のパトロンが皇太子だったとして、同一人物が松井だった場合、松井もパトロンということになる。

 松井は、イスラエル人であるという説がある。その場合、イスラエルと厚生省(モサド?)がグルになり、部隊を作らせたことになる。

 

 戦後、イスラエル中東戦争を起こして勝利しているが、あれほど唐突なものはなく、戦争裁判でも自分たちの異常な境遇が認められずに鬱積が溜まった結果だろうか。

 それとも、東条英機や石井四郎はイスラエル人で、東条の日本が敗戦になり慌てたイスラエル中東戦争を唐突に起こし、イスラエル中東戦争に勝利しているということなのだろうか。

 

 

 実行犯は二人いた 帝銀事件の真犯人は平沢貞通のパトロン

 

 岡9420部隊の隊長の北川正隆と羽山良雄は、帝銀事件の実行犯だと仮定し場合、次のような関係といきさつである。

 

 岡9420部隊でペスト菌により殺されかけた北川は、命を助けてもらう代わりに羽山の言う通りに何でもやることを約束した。結局、北川は一命を取りとめたのである。

 羽山の目的は、最終的に鄭成功の果たせなかった清国の満州を崩壊させ、漢民族(あるいはイギリス)による中国の支配(明と同じ)だったのである。

 それを果たすには、始皇帝を殺害し、731部隊の人体実験を戦争の裁判で無罪にするか無起訴にする必要があり、それを実現するめ帝銀事件を起こしたのだろうか。

 あるいは、東条英機は石井四郎と同一人物で、戦争裁判で無起訴や事実上の無罪になる代わりに、GHQの元、様々な謀略事件の実行犯となり、未解決になることを条件に密約を結んだのだろうか。

 その一つに、何年か前に何でも言う通りにする代わりに命を助けたという、北川で戦争画家の平沢貞通に、銀行を解体するに当たって銀行内で毒殺事件を起こすよう指示したというようなことかあったのではないだろか。平沢は、この命令の主が絵のパトロンだった皇太子であり、厚生省の松井蔚と同一人物者であると思った。

 平沢は、安田銀行での実行の際、松井名刺を行員に提示。そんなことを命令してきた羽山が嫌だったし、自分も何か気が進まなかったのは、北川自身が中国人だったからである。昭和22年10月14日の安田銀行未遂事件では、行員が巡査を呼びに行った間に他の行員に毒を飲ませるも死亡者は出ず未遂に終わった。さらに次の三菱銀行中井支店でも行員に気づかれ失敗。平沢は、銀行内で毒殺事件を起こすことに2度失敗してしまったのだ。このことで業を煮やしたかどうかはわからないが、今度は松井蔚本人が、帝銀椎名町支店にて毒殺をしようと計画。事件は見事うまく行った。さらに、平沢のパトロンとして金を出していたので、帝銀の罪も平沢になすりつけることが出来た。平沢は逮捕され、二つの予行練習と言われる事件に関与したことは認めた。しかし、帝銀事件の関与は否定していたのだ。

 平沢で北川正隆は、岡9420でペスト菌により殺害されそうなになっていたので、731系の事件には向かないとして、帝銀での事件はやらなくていい、と言われていたのではないだろうか。

 

 731部隊系の登戸研究所中野学校が長野に疎開していたので、その疎開先だったまだ接収されていない施設から、登戸研究所が開発した青酸ニトリルを持ってきて第二液として使用。第一液は、茶色だったというので、ボツリヌス菌だった可能性がある。ウイスキーのような喉が焼けるような感じがした、と証言した人物は、実行犯本人であると思われる。だからウソである可能性もある。

 東京裁判になり、石井四郎の尋問で、石井四郎は秋元寿恵夫の顔になり出廷したが、厚生省の意図で人体実験したと言わなかった。言ってしまうと、イギリスに反感を買ってしまうからではないだろうか。

 

 厚生省は、イスラエルに握られていたという説もある。ドイツのホロコーストユダヤ人虐殺をしていて、イスラエル人は迫害されていたというのでおかしい。実際には、韓国人物に握られていたか、ホロコーストの被害者はパレスチナ人だったということだろうか。パレスチナなら戦争が頻繁に起きていて、政敵イスラエル人をユダヤ人だとひとくくりにして、イスラエルパレスチナ人といっしょくたにできる。

 内務省はイギリスがモデルになっているかと思ったら実は、ドイツ(プロイセン王国)やロシア帝国をモデルにしたものだという。ドイツといえばナチスヒトラーが、ユダヤ人をホロコーストに入れてガス殺害していたが、そのドイツをモデルにしたのなら、似たようなことをやろうしていたのかも知れない。

 だとしたら、イスラエルが厚生省であるというのはおかしいことになる。むしろ、敵対しているパレスチナの方が厚生省や731部隊に加担していたのかもも知れない。

 

 内務省の管轄は以下だ。

 

 厚生省

 地方行政

 土木

 

 内閣が誰であろうと国内の政治や国民管理は内務省の管轄ということになる。

 

 

 羽山→蒋介石エリザベス女王東条英機、石井四郎、イスラエル人、韓国人、平沢のパトロンと同一人物

 北川→平沢貞通、始皇帝(中国人)